こんにちは、うーすけです。
私たち日本人にとって、旅行や出張、帰省に大活躍するのが新幹線です。
長期休暇などの際に利用する方は非常に多いと思います。
新幹線のメリットとしては、やはり移動が快適で早いということです。
東京から大阪まで車で移動しようとすると、渋滞状況にもよりますが7時間くらいはかかるのではないでしょうか。
しかし、新幹線でしたら約2時間半で到着してしまいます。
このように非常に便利な新幹線ですが、最大のデメリットは料金が高いということです。
先ほどの例でいうと、東京から大阪まで新幹線ですと、13,620円かかります。
正直、普通に生活をしている方でしたら、かなり出費ですよね。。。
しかし、新幹線にはいくつか正規料金よりもお得な価格で利用できる方法があります。
その一つが「新幹線の往復割引」です。
この往復割引はいくつか条件はありますが、それを満たせば通常よりもお得な料金で利用することが可能です。
今回はそうした「新幹線の往復割引」の料金計算の方法や乗車券の有効期間などについて、詳しくご紹介します。
新幹線の往復割引とは
新幹線の往復割引とは、営業キロ数が片道601キロ以上の区間を往復する際に、往復切符(乗車券のこと)を同時に購入することで、乗車券の料金が1割引になる制度のことです。
往復割引の条件である片道600キロを超えることを確認するには、「Yahoo路線情報」で調べるのが簡単です。
また、往復割引は東海道新幹線から東北新幹線へ乗り継いでも、条件が満たされていれば適用される制度です。
JRのサイトでも、JR東日本、JR日本、JR西日本では距離数を調べることができます。
ただし、一部のサイトでは管轄外の駅へ新幹線を乗り継ぐ場合の合計距離までは調べることができないため、注意しましょう!
ちなみに往復割引では、学割との併用ができたり、途中下車も可能な制度となっています。
また、一年中利用することができるため、新幹線の往復割引を年末年始・GW・お盆に使うこともできます。
新幹線往復割引の料金計算方法
では、実際に新幹線の往復割引制度を利用すると、どのくらい通常価格より安くなるのでしょうか。
この新幹線の往復割引の料金を計算する場合には、注意が必要です。
上述した1割引ですが、割引対象となるのは乗車券部分のみであり、特急券は割引価格にはなりません。。。
※新幹線料金は「乗車券料金+特急券料金」で構成されています。
●例えば、東京~広島間を新幹線往復割引制度を利用してみると以下のようになります。
(通常)11,660円(乗車券)+6,380円(特急券)=18,040円(片道)
これが往復割引が適用されると、乗車券の11,660円のみが1割引となり、乗車券が10,494円となるため、以下のようになります。
(往復割引)10,494円(乗車券)+6,380円=16,874円(片道)
結果として、往復割引を利用したほうが、1,166円安くなることが分かります。
往復割引の有効期間とは
新幹線の往復割引の対象となるのは、何度もいいますが乗車券のみです。
日にちや乗車する列車を特定する特急券には、往復割引の適用はありません。
そこで注意が必要になるのは、JRの乗車券には有効期間があるということです。
JRの乗車券の有効期間は以下のようになっています。
●200キロまで・・・2日間有効
●400キロまで・・・3日間有効
●600キロまで・・・4日間有効
●800キロまで・・・5日間有効
●1000キロまで・・6日間有効
そして、往復割引が適用されるのは、601キロ以上となりますので、
800キロまでの5日間と1000キロまでの6日間が当てはまります。
ただし、往復割引の場合には特別ルールがあり、有効期間が2倍となります。
要するに、601キロ~800キロは10日間、1000キロまでは12日間の有効期限があるということになります。
※事情により制度変更がある場合もあるので、購入の際には有効期間の確認は必須です。
往復割引切符の購入方法について
通常は駅の窓口で購入することができ、新幹線の駅で絶対に買わなければいけないわけではありません。
そのほかの場所として、旅行会社の窓口などでも購入することができます。
また、往復割引は新幹線に限定された切符ではないため、新幹線の切符(特急券)を一緒に購入する必要はありません。
往復割引と学割の併用について
往復割引の制度では、学割との併用が可能となっています。
学生の方であれば、往復割引で乗車券が1割引となり、さらにそこから学割適用で2割引となります。
往復割引と学割を組み合わせることで合計3割引となるため、かなりお得になります。
学生の方であれば、この方法を使って新幹線を利用してみてもいいでしょう。
ただし、学生割引については、「学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)」が必要となりますので、忘れないようにしましょう!
適用される区間の例
●東京から
東海道・山陽新幹線なら、西明石から博多の間の駅全てとなります。
東北新幹線なら八戸や新青森、北海道新幹線の函館北斗、秋田新幹線の秋田などは適用されます。
山形新幹線・上越新幹線・北陸新幹線は、最長区間でも新幹線のみの区間では距離が満たないため往復割引の適用はありません。
●名古屋から
名古屋からは、徳山から博多までの全駅と、九州新幹線の全駅が往復割引適用となります。
東北方面の場合は、東京を経由して福島より先の駅(仙台・盛岡・山形・秋田など)は全て往復割引の適用区間です。
●大阪から
大阪からは、山陽新幹線の博多から、九州新幹線全駅が適用されます。
東京を経由して、東北新幹線を利用すると小山より先にある駅(宇都宮・福島など)が適用され、東京を経由して、上越新幹線を利用すると熊谷から新潟までの全駅が適用されることになります。
●博多から
博多からは東海道・山陽新幹線の新大阪より遠い駅(名古屋・新横浜・東京など)と、東京を経由して乗車する新幹線全駅が適用範囲です。
●仙台から
東北新幹線の仙台駅からは、東北新幹線で往復割引が適用になる区間はありません。
東京駅で他の新幹線に乗り換える場合には適用されますので、東海道新幹線なら浜松より先の駅(名古屋・京都など)は適用され、上越新幹線の新潟駅までの区間でも適用されます。
まとめ
いかがでしょうか。
往復割引を利用する際のポイントとしては、利用する区間の距離が601キロ以上で乗車券のみ1割引となるということです。
学割などと併用するとかなりの割引額となるのでお得ですが、学生さん以外ですと新幹線ホテルパックなどを利用したほうがはるかにお得になります。
しかし、お盆や年末年始などの繁忙期でも購入でき、在来線の距離も換算してくれるなどのメリットもありますので、他の購入方法と比較して利用するようにしましょう。
遠方への帰省や出張の機会がある方で、まだ利用したことがない方は、一度往復割引を検討し
てみてはいかがでしょうか。
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